代表挨拶

代表取締役社長 大嶋 雅成

代表取締役社長 大嶋 雅成

平素より歯科業界をはじめ工業業界の方々にはお世話になっております。当社は今年創立79年を迎え、来年は創業より80年目になる節目を迎えることができました。これも長年皆さまに変わらぬ御愛顧を賜ってきた証だと自負しております。

私の祖父(大嶋 廣)が創業し当初は歯科材料のメーカーでありつつ、技工所、歯科医院を有しておりました。しかしながら当時の流れの中で選択と集中の戦略をとり、昭和の後半からは歯科技工士の方が用いる歯科材料開発・製造に資源を集中し基礎研究、製品開発に取り組んで参りました。

近年はデジタル化の社会の中、すべてが職人の手作りではなく、補綴物等はCAD/CAMを用いることで効率化と精密化が進んでおります。日進月歩で徐々に技術が普及する中でも、福祉・介護・医療の現場では人の手もデジタル技術導入以上に求められ、社会はデジタルとアナログ双方の共存方法を模索しているように見受けます。歯科技工の分野においても、義歯についてはすべて精密作業を人間の手なしでは成し遂げられません。2000年以降当社は人の手が入る義歯等の研磨工程に着目し、有識者の方と現場へのヒアリングを繰り返しながら研磨材の研究開発に取り組んでおります。

現在は歯科の業界だけではなく、工業や自動車産業からも国際レベルで当社研磨製品が認められる精度に至りました。この10年は研究開発に没頭していたことを反省し、多くの方に情報提供ができるよう、自社サーバーの構築・運用、WEBメディアを用いた広報戦略、アジア中東地域における展開等、適切な人員配置によりイノベーションを創造して参る所存です。

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